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【厚生労働省セミナー】
個人のお客様

キャリアカウンセラーに聞くキャリア形成の方法

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自分らしく働き、生きていくための
キャリア形成の方法


「キャリア形成」の意味、重要性、具体的な方法について、キャリアカウンセラーの春原洋子さんに伺いました。より良い働き方、より良い生き方のヒントにしてみてください。
(2013年1月掲載)

そもそもキャリア形成って何?

「キャリア形成」とは、「経験を通して成長しながら、自分らしい人生をつくる」ということ。
しかし、何らかの経験さえ積めば、自然に自分にキャリアが身に付き、自分らしい人生をつくることができるかというとそうではありません。
その経験の何が自分にとって重要なのかが分からないまま経験だけ積んでいても、自分のものにはならないのです。

ではどうすれば良いのか。

その重要な第一歩は、「自分が大事にしているものは何か」「自分は社会や環境をどう見ているか」など、自分の軸を知ることです。
それを知ると、経験から自分が何を選び取るべきかが分かり、次のキャリアの方向性も見出しやすくなり、自分らしい人生をつくるためのキャリアを積んでいくことができます。

なぜ、キャリア形成が重要なの?

かつては「自分はどんな仕事がしたいのか?」「何に向いているのか?」を自らそれほど考えなくても、企業がその段階も含めて人を育ててくれました。
しかし、グローバル化が進む中で企業間の競争が激化し、企業にその余裕がなくなった今、「自分がどんな人生をつくりたいのか」「仕事のどんな部分にやりがいを感じるのか」、すなわち「キャリア形成」を考えることが、仕事に就く際に求められるようになりました。
自分らしい人生をつくるためには「キャリア形成」はとても重要なのです。
また、選択基準が明確になる、自己肯定感が高まる、方向性が明確になるキャリア形成は、どんな時代にも必須、ともいえます。

では、具体的なキャリア形成の方法とは?

第一歩は自分の軸(自分が大切にすること、自分は社会をどう見ているか)を知ること。
軸を見つけるヒントは経験の中にあります。
具体的にはまず、自分の感情が大きく動いた出来事、例えば、心から感動した経験などを思い起こし、信頼している人に話したり、文字に書き出してみましょう。
そして、その時自分がどんな気持ちになったのか、なぜそんな気持ちになったのか、何によって心が動いているのか、自分に問いかけてみる。
それによって自分が人生の中で大事に思っていることや、自分が社会をどう見ているのかが分かってきます。
そして軸を常に意識することで、この先のキャリアの方向性や、人生の岐路に立った時の選択について自然に考えることができるようになります。

プロフィール

キャリアカウンセラー 春原洋子 様

主に人材開発を行う日本マンパワーに入社。組織内キャリア形成を促進する研修の企画・開発に携わる。
CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)の資格が誕生した翌年の2001年、CDA資格認定団体の日本キャリア開発協会(JCDA)に出向。
厚生労働省委託事業「働く若者ネット相談事業」を通じて、働く人や仕事を探している人の支援を行うWEBキャリアカウンセリングに携わる。
現在は、キャリアカウンセリングを広く普及するため、CDAを対象としたトレーニング、一般の方を対象としたキャリアカウンセリング体験セミナーなどの企画開発を担当している。